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自立活動

   「自立活動」の大きなポイントは、幼児児童生徒の「主体的活動」と「自立を目指した活動」ということです。教師が主導的に行うのではなく、幼児児童生徒自らの「生活上又は学習上の困難を主体的に改善・克服する活動」を支援するものです。訓練という言葉でイメージされるように、従来一部にあった治療的要素や治療的関係から、教育活動としての自立活動へと変わってきています。 指導要領の改訂で「人間関係の形成」が新たに内容として起こされました。障がいや病気、発達段階に応じて「人間関係の形成」に関し、学校生活全般を通じ配慮しています。

自立活動の六つの内容

1 健康の保持

  病弱養護学校と統合し、健康面の問題は重要な課題になっています。慢性疾患の幼児児童生徒にとっては自己の病識の理解と生活の自己管理について学ぶことなどが重要になってきます。また、肢体不自由部門でも、障がいの重度化に伴い、呼吸をはじめ健康面で問題を抱える幼児児童生徒も増えてきており、家庭および医療との連携が重要になってきています。 本校でも看護士が配属され、医療的ケアが必要な幼児児童生徒を対象に、校内におけるケア内容や方法を医師等と検討しながら取り組んでいます。

2 心理的な安定

  幼児児童生徒の成長にとって、心理面、情緒面の安定や発達はとても大切な要素です。対人関係の中で二次的に引き起こされる心の問題を抱えている幼児児童生徒もおり、周囲との関係の中で考えていく必要があります。病弱部門の幼児児童生徒の一部は認知面への配慮をしながら、ストレスマネージメントやソーシャルスキルなども課題として取り上げています。

3 人間関係の形成

  学習指導要領の改訂により「人間関係の形成」が内容として取り上げられるようになりました。病弱部門の特に発達障がいの幼児児童生徒にとって、人間関係の形成は重要な課題となります。肢体不自由の幼児児童生徒にとっても、発達段階に応じて配慮しながらの指導が重要です。

4 環境の把握

  肢体不自由部門と病弱部門ともに感覚や認知面の障がいや発達の遅れにより環境の把握が課題となる幼児児童生徒もいます。視知覚認知や触覚の異常等は知的発達や手作業などの問題とも関係しています。学校生活全般を通じた指導が大切です。

5 身体の動き

  肢体不自由部門においては、自立活動の時間における指導の中心は「身体の動き」になります。 「姿勢保持」「移動動作」「手の使い方」「日常生活動作」など幼児児童生徒の実態に応じた指導を行っています。子ども療育センターが隣接されたことにより、センターの訓練部との連携も重要になっています。

6 コミュニケーション

  幼児児童生徒の「自立」を考える時、「自己決定」「自己選択」という概念・考え方がキーワードになります。 それぞれの「自立(自分の力を可能な限り発揮し、よりよく生きていこうとすること)」を実現するためには、コミュニケーションの力を育て、自分の意思を伝える方法を確立することが重要です。話し言葉でコミュニケーションをすることが難しい幼児児童生徒にとっては、分かりやすい補助的手段を利用したり、エイド類を利用したりして意思を伝えることも今日的な課題です。

夏休み自立活動研修会

  毎年、夏休みに数日間の日程で実施しています。まとまった期間集中的に身体の動きやコミュニケーション等の課題に取り組むことでその効果を上げること、また、教員にとっては、自立活動の課題に対する知識や技能面の向上を図ることを目的に行っています。幼児児童生徒の理解やコミュニケーションを深め、2学期以降のよい関わりにもつながっています。  

自立活動週間

 
春と秋、それぞれ2週間の自立活動週間を設け、幼児児童生徒は授業の中で、それぞれの課題で自己記録を目指して取り組むことで、自立活動への関心や意欲を高めたり、教員が自立活動の指導法の実技研修や事例を通しての研修を行ったりしています。ここ数年の実技研修の例では「側湾への対応」「座位保持装置について」「病気の理解と配慮事項」「ICFの考えを取り入れた自立活動」「事例を通した、座位、立位、歩行の学習について」「呼吸について」「手の活動について」等を行っています。

自立活動に関する研修

  教員の専門性の向上を図るために、自立活動課員や外部の専門家による研修会を実施しています。 夏期休業中にはPTAや肢体不自由児・者父母の会の後援のもと、外部の専門家によるFBM(ファシリテーション・ボール・メソッド、空気を抜いた柔らかいボールを使った弛緩や姿勢の支援など)の研修や静的弛緩誘導法の研修、また、摂食指導や機器作り等の研修も予定しています。   ※公開する研修会、講義については、研修会のページをご覧ください。会場の広さの都合により、人数制限等をする場合があります。

自立活動連絡会

  年に2〜3回、自立活動の個別の指導計画の検討や事例についての研修などを行っています。

子ども療育センターとの連携

  毎年、整形相談を実施しています。新入生、転入生を中心にセンターの医師から幼児児童生徒の配慮事項等について指導・助言をいただいたり、自立活動の時間における指導での内容の相談などアドバイスをいただいたりして、普段の学校生活にも役立てています。新入生、転入生以外でも、本校幼児児童生徒から希望があれば車椅子や装具など医療に関する窓口となっています。 また、年度当初にはセンター訓練部のPT・OTの先生に学校に来校していただき「脳性まひの理解」と題して講演をしていただいたり、「下肢と上肢の安全で正しいストレッチについて」と題して実技講習会をしていただいたりしています。STの先生にも来校していただき、「バンゲード法の実技講習会」や「摂食介助の基本についての講演」等、医療に関する様々な分野で連携を図っています。

センター的機能の役割

  本校、支援相談課と連携をして各小中学校の先生方からのニーズに合わせて教育相談を本校で実施しています。また、相談の内容によっては該当の学校に出向き先生方や本人に直接アドバイスをすることもあります。また、他校や様々な研修会等で講演を行ったり、外部の専門家の先生方を本校に招いて上記のような研修会等を開き、外部の先生方にも公開できるように計画、案内、実施を積極的に行ったりしています。
 
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