メインメニュー
しげ特日記のカテゴリー
文部科学省医療的ケア実施体制構築事業
学校紹介
各部紹介
教育相談
教員研修
事務課

医療的ケア

 本校においては、日常的、継続的に医療的ケアを必要とする児童生徒に対して、看護師(非常勤)による医療的ケアを実施しています。

1 医療的ケアとは

 本来は、医療行為として医療機関において医師又は医師の指示を受けた看護師しか行ってはいけなかった(医師法第17条等)経管栄養や痰の吸引など、急性期の治療目的ではないものに限り、家族が自宅で介護として行っている行為をいいます。これには、「障がいが重くても家庭で家族とともに過ごす」というノーマライゼイションに基づく在宅療育の考え方が一般的になったことや、コンパクトな医療機器の開発や医療技術の進歩など在宅医療の向上が大きく寄与しています。  本校においては、非常勤の看護師5名を配置し、医療的ケアが必要な児童生徒に対応しています。

2 医療的ケアを実施する目的

  (1)  医療的に専門職である看護師がいることで、安全で安心できる学習環境の整備を行います。
  (2)  保護者ではない人から医療的ケアを受けることにより、母子分離の機会をもち、児童生徒の自立心を養い、社会参加を促進します。
  (3)  医療的ケアを実施するために、学校に待機しなくてはならない保護者の負担軽減を図ります。


3 医療的ケアの対象者

  保護者から医療的ケアの実施申請があった幼児児童生徒のうち、当該幼児児童生徒の主治医、学校医等の意見を踏まえ、校長が看護師又は認定教員による医療的ケアが適切であり、保護者の協力が得られる幼児児童生徒とします。

4 看護師の行う医療的ケア

 看護師が行う医療的ケアは、次の医療行為のうち、主治医が学校において医療的ケアを行うことに支障がないと認めたもので、保護者の承諾が得られたものとします。
 なお、医療的ケアの実施場所は、原則として校内とします。
(1) 経管栄養
(2) 喀痰吸引
(3) 導尿
(4) 気管カニューレの管理
(5) その他校長が必要と認めたもの


5 医療的ケアの具体的な内容

  (1)  経管栄養
   誤えんや胃食道逆流症などにより、安全に口からものを食べられないとき、チューブを使って、栄養剤や水分を注入する方法です。鼻腔を通してチューブを胃や十二指腸まで送り込む方法や胃に穴をあけてチューブをつなぎ直接送り込む方法(胃ろう)、などがあります。
  (2)  痰の吸引
   呼吸状態がよくなかったり嚥下障がいがあったりすると、痰がうまく排出されず、咽頭、喉頭、気管内にとどまって呼吸の障がいになったり、気道感染の原因になったりすることがあります。そこで、吸引器につないだカテーテルを咽頭や喉頭、時には気管に入れて、また、気管切開をしている児童生徒にはカニューレからカテーテルを入れて痰を吸引する必要があります。
  (3)  気管切開
   咽頭の通過障がいや喉頭部の問題(気管軟化症、喉頭軟化症など)のため重い呼吸障がいがあり、他の方法で改善が得られなかった場合、前頸部から直接気管に達する穴をあけカニューレという管を挿入する方法を実施します。
 その場合、カニューレ下部に痰が溜まりやすいため、適切な吸引が必要になったり、直接空気が気管に送られるため、適度の加湿が必要であったり、カニューレを通して異物が入りやすいため、人工鼻を装着することが必要であったりします。また、カニューレが抜けることや閉塞や感染にも細心の注意が必要です。
  (4)  その他
      薬液の吸入、人工肛門部の衛生管理、酸素マスクの装着と酸素ボンベの操作及び管理があります。


6 医療的ケアを必要とする児童生徒の基本的な状態

  (1)  在宅医療の理念のもとに、家庭において家族とともに生活している児童生徒であること。
  (2)  ある一定の治療効果が上がって、病状が固定し、治療の必要がないために退院してきている児童生徒であること。
  (3)  在籍している児童生徒の医療的ケアの性質や内容は次のとおりです。
  ア 急性期の治療の一貫として行っているケアではない。
  イ 健康の維持増進、障がいの状態の改善につながる。
  ウ よりよい状態で教育が受けられるようにするために必要なケアである。
  エ 保護者が医師より指導を受けて家庭で行っているケアである。


7 医療的ケア実施の手続き

  (1)   学校と保護者間で、医療的ケアの内容、範囲、手続等について話し合いを行います。
  (2)   保護者は医療的ケア実施申請書を提出します。
  (3)   校長は必要に応じて、保護者に依頼し、主治医意見書等による主治医の意見を聴取します。
  (4)   校長は、申請及び主治医の意見を踏まえ、学校医による検診を行います。学校医が検診に先立ち、主治医指示書を求める場合は、学校医検診前に主治医に指示書の作成を依頼します。
  (5)   学校は、学校医検診の結果を基に、保護者を通じて主治医指示書による指示を依頼します。
  (6)   校長は、医療的ケア安全委員会で、ケアの可否、内容、範囲等を検討します。実施可能な場合は、医療的ケア実施決定通知書により保護者に通知して、実施に向けた手技引継ぎを行います。
  (7)   学校医または、保護者による手技確認後、保護者からの手技引継ぎを終了します。
必要に応じて、看護師及び学校関係者は児童生徒の主治医の検診に保護者と同行し、医療的ケアについて直接指導を受けることもあります。


8 医療的ケア実施中の緊急時の対処

 校内における医療的ケア中の緊急時の対応マニュアルを作成し、対応態勢を整えています。

9 認定教員による医療的ケアの実施

  H26年度より認定教員による医療的ケアを実施しています。認定教員が実施するのは、特定の児童生徒等の特定の行為に限られるもので、一定の研修を受けることが必要です。
 また、認定教員は吸引や経管栄養等それぞれについて実施できる行為や範囲が決められていますので、看護師と同様に医療的ケアを行うことができないことを御理解ください。

10 経費

  主治医に対する診療報酬・指示料及び医療的ケアに必要な消耗品は、保護者が負担するものとします。

資料


◎愛媛県立しげのぶ特別支援学校医療的ケア実施の手順図(クリックしてください。)

ペ ージの先頭に戻る

Powered by XOOPS Cube 2.0 © 2005-2006 The XOOPS Project